2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本居宣長

すべて神とは、古の御典等にみたる、天地のもろもろの神たちを始めて、そのまつれる社に坐す御御霊をも申し、また、人はさらにも云わず、鳥獣木草のたぐい、海山など、その余り、何にまれ尋常ならず、すぐれたる徳のありて、かしこき物をカミとは云う。すぐ…

鴨長明

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。 『方丈記』

神モーゼに言いたまいけるは、「われはわれなる者なり」 『出エジプト記、三章』

フィヒテ

統治を不用とするのが、すべての統治の目的である。 「学者の使命についての教論」

パスカル

われわれは、自分のなか、自分自身の存在のうちでわれわれが持っている生活では満足しない。われわれは、他人の観念のなかで仮想の生活をしようとし、そのために外見を整えることに努力する。われわれは絶えず、われわれの仮想の存在を美化し、保存すること…

佐藤勝彦

「神は我らの宇宙を創造する前に何をされていたのか?」、聖アウグスチヌスは「何もされてなかったのだ。」と答えたというが、もし私に聞かれれば、「神はずっと宇宙を作り続けていたのだ。」と答えるであろう。 「宇宙の創生とウロボロスの図」

ヤスパース

人間存在の形成は、特定の信仰内容にかかわりなく、西洋でもアジアでもあらゆる人間にとっても、経験的に必然的で理解可能な認識とはならないが、それでも経験的理解に基づいて納得しうるような様式で行われたものであろう。この世界史の軸は、はっきりいっ…

吉田松陰

かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂