丘[朝次郎]によれば、負けるが勝ちとは限らないが、勝ちは必ず負けを孕むのだ。自らを滅ぼすくらいの毒を内に含み込まないと他に優越することもできない。他に優越したものはそのあと自ら滅びる。これが丘の運命論である。 『国の死に方』
立憲主義にもとづく憲法――日本国憲法はその典型だが――は、人の生きるべき道や、善き生き方について教えてくれるわけではない。それは、個々人が自ら考え、選びとるべきものである。憲法が教えるのは、多様な生き方が世の中にあるとき、どうすれば、それらの…
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