2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一遍

身をすつるすつる心をすてつれば おもひなき世にすみ染の袖 関連:http://hideasasu.hatenablog.com/entry/20100708/1278578654http://hideasasu.hatenablog.com/entry/2013/12/26/134256

マレー・シャナハン

フェルミは質問する。「みんなはどこにいる?」と。 フェルミのパラドックスにはたくさんの解答が可能であり、ここで取り上げられないぐらいほど考えられる。そのうちの一つは、われわれがいまだに地球外知的生命体に出会っていない理由は、すべての高度文明…

寺田寅彦

人類が進歩するに従って愛国心も大和魂もやはり進化すべきではないかと思う。砲煙弾雨の中に身命を賭して敵の陣営に突撃するのもたしかに貴い日本魂であるが、○国や△国よりも強い天然の強敵に対して平生から国民一致協力して適当な科学的対策を講ずるのもま…

鴨長明

ものうしとても、心を動かす事なし。 やる気が起きなくても、悩むことはない。*1 『方丈記』 関連:http://hideasasu.hatenablog.com/entries/2016/02/07 *1:現代語訳は玄侑宗久『無常という力』(p.64)より引用

ダニエル・カーネマン

企業の成功あるいは失敗の物語が読者の心を捉えて離さないのは、脳が欲しているものを与えてくれるからだ。それは、勝利にも敗北にも明らかな原因がありますよ、運だの必然的な平均回帰だのは無視してかまいませんよ、というメッセージである。こうした物語…

ナシム・ニコラス・タレブ

憶測を真理だといって掲げるのが楽しいのかもしれない。私たち生まれつきそんなふうにできている。私たちの頭は確率を扱える仕組みになっていない。専門家でもそんな欠陥を抱えているし、専門家だからこそそうだということもある。(中略)不確実性を相手に…

ダンカン・ワッツ

企業や文化、市場、国民国家、世界規模の組織がからむ「状況」は、日々の状況とはまったくちがう複雑性を呈する。このとき常識は数々の誤りを犯し、われわれは否応なく惑わされる。だが、常識に基づく推論の欠陥にはめったに気づかない。むしろ、「そのとき…

西行

世中を夢と見る見るはかなくも猶おどろかぬわがこころ哉(かな) 世の中が夢のようにはかないものだとよくよく知っていながら、それでもどうしてわが心は目覚めないのだろう。*1 『山家集』 *1:現代語訳は竹内整一『「はかなさ」と日本人』(p.89)より引用

深沢七郎

人間として生きるという言葉を信じません。ただわけもなく生きているのが人間です。 『人間滅亡的人生案内』 関連:http://hideasasu.hatenablog.com/entry/2013/10/07/013427http://hideasasu.hatenablog.com/entry/2014/02/20/182252http://hideasasu.hate…

パトリック・ヘンリー

我に自由を与えよ。しからずんば死を。 1775年3月23日 ヴァージニア植民地協議会での演説の一説 参照:https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/gakushu/oyo/page05.htm 関連:http://hideasasu.hatenablog.com/entry/20091017/1255743227

オリバー・ウェンデル・ホームズ

租税は文明社会の対価である。 Taxes are what we pay for a civilized society. 参照:https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/gakushu/oyo/page04.htm 関連:http://hideasasu.hatenablog.com/entry/2015/07/31/191913

アンソニー・アトキンソン

前章で述べた通り、再分配では得をする人だけでなく損をする人もいる、というのは再分配に反対するまともな反論ではない。政府が本気で不平等を減らしたければ、どうしてもトレードオフは生じる。これは容易なことではない。トーニーが論説『平等論』で述べ…