2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ゴータマ・シッダールタ

734 およそ苦しみが生ずるのは、すべて識別作用に縁って起るのである。識別作用が消滅するならば、もはや苦しみが生起するということは有りえない。 735 「苦しみは識別作用に縁って起るのである」と、この禍いを知って、識別作用を静まらせたならば、修行者…

親鸞

善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを、世のひとつねにいはく、悪人なを往生す、いかにいはんや善人をや。この条一旦そのいはれあるににたれども、本願他力の意趣にそむけり。そのゆへは、自力作善のひとは、ひとへに他力をたのむこゝろかけ…

飯島和樹

17世紀にルネ・デカルトが『方法序説』のなかで述べた、「人間を自動機械から区別するのは、人の創造的な言語使用である」という考え方は、いまだに(残念ながら)有効だ。 人間の言語能力は、有限な要素から、無限の新たな文を生み出すことを可能にするもの…

ヒューム

私は自然の流れに身を委ねて、感覚機能にも知性にも従順であってよいのである。というより、そうでなければならないのである。しかも、私が懐疑的な態勢と原理とを最も完全に示すのは、この盲目的な従順においてなのである。 『世界の名著 ロック・ヒューム』

ダンテ

自負,嫉妬,貪婪は人の心に火を放てる三の火花なり. 『神曲』(上) 参照:https://twitter.com/iwanamishoten/status/473947530674180097

ルソー

主権は譲りわたされえない、これと同じ理由によって、主権は代表されえない。主権は本質上、一般意志のなかに存する。しかも、一般意志は決して代表されるものではない。一般意志はそれ自体であるか、それとも、別のものであるからであって、決してそこには…

エピクテートス

哲学の始めを見るがいい、それは人間相互における矛盾の認識であり、矛盾の出て来る根源の探求であり、単に思われるということに対する非難と不信とであり、また思われるということについて、それが正しいかどうかの何か研究であり、また例えば重量の場合に…