中村元

考えて見れば、足るを知ること、すなわち自分の持ち分に満足して喜びを見出すということは、だれにでも可能な〈幸せへの道〉であると言えよう。
原始仏教、老子、ストアの哲人たちによって、古代のほぼ同時代――多少の年代的な前後のずれはあるが――に説かれたことは興味深い。

『ブッダのことば』註(p.285)

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