文芸に関してとは限らず、人生どの方面にも保守派と進歩派とがあるものだ、菊池寛は、そのどちらにも与しなかった。ただどちら附かずの曖昧な立場に立ったのではない。保守派も進歩派も、実人生の見えないロマンチストに過ぎぬと、はっきり考えた人なのだ。…
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