斎藤環

いわゆる「虚構」と「現実」との間に、本質的な区別など存在しない。ウソみたいな現実もあれば、現実以上にリアルな虚構も存在する。われわれにその区別を可能にしているのは、端的に「リアルの濃淡」という「程度の判別」にすぎないのだ。

(「虚構」は「現実」である/第1回「正義」とはトラウマのようなものだ:http://voiceplus-php.jp/web_serialization/kyokou/001/index.html