戸坂潤

思想とはあれこれの思想家の頭脳の内にだけ横たわるようなただの観念のことではない。それが一つの社会的勢力として社会的な客観的存在をもち、そして社会の実際問題の解決に参加しようと欲する時、初めて思想というものが成り立つのである。

(『日本イデオロギー論』)
参考 http://pfeil.hp.infoseek.co.jp/B2/FRAMEB2_3.HTM