デイヴィット・ドイッチュ

宇宙物理学者 (…)オックスフォード大学の量子物理学者デイヴィット・ドイッチュは、知性がコントロールすることのできる宇宙の領域は徐々に拡張し、数億年後には、いわば「超知性」が誕生するだろうと述べています。最終段階において、この「超知性」は宇宙と一体化し、「全知と呼べるようなものに向かって進んでいる」ということで、彼はこの考え方を「最終的人間原理」と述べています。

高橋昌一郎『知性の限界』(p.252)

 

参考:『世界の究極理論は存在するか―多宇宙理論から見た生命、進化、時間』

関連:アーサー・C・クラーク著 『幼年期の終わり』について