池谷裕二

(…)意識を一種の「警告システム」であると考える学者がいます。想定外の事件が生じたときに、意識が生まれ、私たちに知らせるという考え方です。

意識が“意外性”の反映だとしたら、面白い側面が見えてきます。意識が表われたとき、脳は周囲の状況を解釈し、その情報を活用して、次の行動を決定しようとしています。

意識が生まれると、一気に脳が柔らかくなって、適応能力が上がります。つまり、意識は「脳回路の成長」や「知恵の育成」を促すものだと解釈できそうです。

『脳はなにかと言い訳する』

関連:http://hideasasu.hatenablog.com/entries/2013/10/25

http://hideasasu.hatenablog.com/entries/2013/11/08